
犬の歯は人間より弱い?デンタルケアで避けたいNGなおもちゃとおやつ 🦷🐶
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犬の歯は本当に強いの?
「犬は木や骨でも噛み砕ける、強靭な歯の持ち主だ!」
そう思っている飼い主さんは多いのではないでしょうか?
実は、犬の歯は人間よりもずっと弱く傷つきやすいのです。
歯の表面は「エナメル質」で覆われていますが、犬のエナメル質は人間の約10分の1ほどしかありません。
つまり、犬の歯は硬いものに対してとても脆い構造をしているのです。
「犬の歯が強い」というイメージは、歯そのものではなく顎の力の強さによる誤解。
小型犬でも成人男性の2倍、大型犬なら3〜4倍の噛む力を持っていますが、その力に歯の強度が追いついていないのです。
実は危険!NGなおもちゃ・おやつ ⚠️
ペットショップやグッズ売り場で「歯に良い」とされて売られているものの中には、逆に歯にダメージを与える商品もあります。
代表的なものは👇
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鹿の角
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牛のひづめ
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馬のアキレス
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ヒマラヤチーズ
これらは非常に硬いため、歯の表面に傷をつけたり、奥歯を折ってしまうリスクがあります。
歯が欠けて神経が出てしまうと、激しい痛みが続き、場合によっては抜歯が必要になることも。
さらに、歯に細かい傷がつくと、汚れが付着しやすくなり、黄ばみや歯垢の蓄積→歯周病につながることもあります。
犬の歯の構造から見えるリスク
犬の奥歯は肉を噛み切るためにハサミのようにすれ違う形をしています。
これは「硬いものをすり潰す」構造ではありません。
そこに強い顎の力が加わるため、硬いおもちゃやおやつを噛むと…
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奥歯が割れる
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歯茎を傷める
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歯の破折で神経が露出する
といったリスクが高まります。
デンタルケアになるおもちゃ・おやつの選び方 🌿
では、どんなものなら安心して与えられるのでしょうか?
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弾力のあるおやつ
爪で押すと少しへこむくらいの硬さが目安。噛むと繊維がほぐれて歯垢を絡め取るものが理想的。 -
繊維系のおもちゃ
ロープトイなど、繊維がデンタルフロスのような役割を果たして歯垢除去に役立ちます。 -
無添加・国産素材のおやつ
添加物や人工的な硬化剤を使わない、シンプルで安心な素材がおすすめ。
特にシニア犬には「犬 おやつ 無添加 シニア」向けのやさしい硬さのおやつが安全です。
まとめ 🐾
「硬いものを噛ませれば歯が丈夫になる」という考えは間違い。
むしろ硬すぎるオモチャやオヤツは、歯を傷つけ、折れ、歯周病を悪化させる原因になります。
犬の歯は人間よりも弱くデリケート。
だからこそ、適度な硬さ・弾力・無添加の安心素材を選んであげることが、愛犬の健康な歯を守る秘訣です✨